Sournois Reef ソノアリーフ

船をつけるのは水深１０メートルほどのところ。透明度が良い時は潜降中にはるか彼方まで見えるので、まるでたくさん魚のいる平原にゆっくりと下りて行くような感じである。

降りると水族館にいるような錯覚にとらわれる。数えきれない種類の数えきれない魚たち、アカヒメジ、タカサゴ、ヨスジフエだいの群れ。魚たちの背景に丘のように珊瑚の岩があるのもとても美しい。丘のようになっている珊瑚はトップの水深が5メートル。

その丘の周りをまわって行くとなだらかな斜面があり、その斜面にいる魚たちもまた美しい。どこを泳ごうと美しい魚たちと珊瑚が楽しめるポイントである。

アオウミガメ、ホワイトチップシャーク、大きなロブスター、ナポレオンなどに出会える可能性もある。

過去には、このポイントでノーチラスが見られたこともある。通常、ノーチラスは深海（５００メートルほど）に住むといわれており、ダイブサイトで見られることはめったにない。
もしもこのようなラッキーに出会えたらぜひ生のノーチラスの動きを楽しんでほしい。ヌメア水族館で見るノーチラスとは違い、力強く泳ぎ、口の周りにある触手も良く動く。感動の体験となることは間違いない。