Tepava テパバ
テパバはヌメアからボートで15分、エスカパード島のリーフにある近場の優れたポイント。魚影が濃く、カメも頻繁に見られるポイント。
3 Tepava テパバ

潜降してすぐに現れる大きな岩の周りは小さな生き物の住処、ウミウシ、オコゼ、ガラスハゼなどが見られる。
プランクトンが多く浮遊しているエリアなので、透明度はあまり良くないが、そのプランクトンを食べにくる数えきれない大小色とりどりの魚、イスズミ、バラクーダ、ギンガメアジ、、、魚の群れを見つけて後を追って行くと、次から次へと現れる別の魚の群れ、、、360度魚の壁に囲まれる体験を。
岩影を覗くとホワイトチップシャークや大きなエイが眠っていることも。

テパバの最大の魅力は、水中でイルカに出会うチャンスがあるということ。海が穏やかな日、イルカはテパバの魚を捕食しにやってくることがある。

独特の泣き声が聞こえたかと思うと、魚の群れがざわめき、バラクーダの壁が崩れ、大きな銀色の物体が飛び込んで来て去って行く。はじめは何がおこったのか分からないダイバーも、もしかして、、、とじっくり目を凝らしてブルーの中を見ているとまたどこからか現れる大きな、でもしなやかで優雅なイルカ。
憧れのイルカも狩りを始めると目で追うのがやっとのくらいのスピードであっちに行ったり、こっちに来たり。イルカも怖いくらいに真剣な目。
狩りを終えて行ってしまったのかと思うとまた帰ってきて、今度はまるで私達に姿を見せに来てくれたのかと思うようなゆっくりとしたスピードで10メートルから水面までの間を何度か往復してくれるサービス。

水中でイルカに遭遇するのはダイバーにとっては大きな夢の一つ。そんな夢が叶ってしまうかもしれないダイブサイトはヌメアからすぐ近くにあるので、一度訪れて運を試してみるのも良いかも。

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テパバリーフの続きにあるダイブサイト。
潜降して目につくのはたくさんの大きな岩の固まり。小さな岩、大きな岩、珊瑚のはりついた岩。その中でもひときわ目立つでこぼこの岩の周りには数は多くないけれどもたくさんの種類の魚が泳いでいる。

 2003年8月
by HASHIMOTO Yukiko
マダラハタ、南太平洋に住むブラックバタフライフィッシュ、ハタタテダイ、ヘラヤガラ、ハマフエフキの群れ、、、。
このリーフの周りにはよくマダラトビエイの群れが現れる。親子かと思われる2枚で現れたり、5枚の群れでやってくる場合もある。静かにゆっくりと近付いて行くと逃げもせずにかなり接近できることも。
砂地を見ると、ライトの具合によって金色に光って見えるエレガントゴビーや小さなヤッコエイも住んでいる。
またカメはかなりの高確率、しかも間近で見られる。1度のダイビングで8匹のカメが見られたこともあるほど、カメにとっては居心地が良いリーフなので、写真を撮る時は驚かさないようにそっと撮るようにしたい。
その他、リーフの下のオーバーハングになっている部分にホワイトチップシャークやエイ、ロブスター、まれにナースシャークが眠っていることもある。よく探せばオトヒメウミウシやタカラ貝などが見つかる。
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