14 Tabou Reef タブーリーフ

このタブーリーフは、アメデ島の影になっているために海が荒れていても穏やかなことが多い。

ブイのある所は水深5メートルくらい。潜降してまず目につくのが砂地にある大きな岩。その岩の周りにはたくさんの珊瑚がはびこるようについており、珊瑚の間にはクマノミが住み、ニューカレドニアの固有種のスズメダイ、ハーフ&ハーフクロミス(その名の通り全身が白と黒の2色)が泳ぎ回っている。砂地の方をじっくりと見てみると、ハゼが穴の側でジッとしており、チンアナゴも穴から顔を出している。

リーフは小さな生命、熱帯魚で満ちあふれている。緩やかなドロップオフのでこぼこと突き出している岩の下には、うつぼやミノカサゴが隠れており、時に大きなシャコ貝も住んでいる。またホワイトチップシャークがリーフの底、20メートル付近の砂地で眠っていることもある。
クマザサハナムロの群れが横切って行く様子や、ヨスジフエダイがリーフで群れているのも美しい。
リーフと反対側の砂地では、アオウミガメが海草を食べているところがよく見られる。

太陽が出ている日は、浅い5メートルくらいの珊瑚の中を泳ぎ回ると、珊瑚と一緒に自分も太陽を浴びている気分になり、とても気持ちが良い。

またこのリーフから50メートル離れたところには、2000年12月21日に沈められた、沈船カレドニートーホ−5が眠っている。

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