Snark スナーク

ニューカレドニアの地図を見れば一目瞭然のように、島の周りは大きな珊瑚礁で覆われている。この珊瑚礁は敵の侵入を阻むと同時に、多くの船を座礁させる恐ろしいものでもあった。

その珊瑚礁の犠牲になった船の1つが、ヌメアからアメデ灯台への航海中、右手に小さな珊瑚の瓦礫でできた島ような所がある場所のすぐ近くで見られる。

スナークレックは、パナマ船籍の大型貨物船(4488トン、117メートル!)。
1442年2月24日の沈没した航海ではシドニーからヌメアまでアデレードやメルボルンで請け負った大量の羊毛を運搬中だった。

117メートルという大きな船だったので、ダイブサイトも大きく広がっている。
船はバラバラになっており、たくさんの物がそこら中に散らばっている。

上の写真は船首の部分だが、船首だけぽっきりと折れて、上を向いた状態で立っている。周りは砂地になっているので、まるで砂地から船が水面に向かって立っているような写真もとれる。船首の一番上の部分は水深4メートルほどと浅く、その周りの砂地部分も水深10メートルほどなので、安心してゆっくりと散策しながら潜ることができる。

また周囲にはヨスジフエダイ、ニセクロホシダイなどが群れており、エイやホワイトチップシャークも現れる。

サンバーント
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